サイフォンの原理を利用し、農業用タンクのタマローリーとポリバケツで自作(DIY)した雨水タンクを紹介しています。

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雨水タンク設置(2008/12月)

雨水タンクは藻の繁殖を防ぐため、遮光する必要があります。

野菜&草花の水やり用にと思い、雨水を溜める雨水タンクを2008年12月設置しました。(2023/12月現在も稼働中
 
洗車用ホースを蛇口に脱着可能にしてあるので、洗車にも利用していて、断水時のトイレの水にも利用可能です。

専用の雨水タンクは藻が繁殖しないように遮光タイプになっていることもあり値段もそれなりで、農業用のタンクと比較すると3倍以上する。 なので、管理人は農業用の水タンクを流用し本体内部に藻が生えないよう遮光ネットを巻き、さらにタンク自身が長持ちするよう屋根付きの小屋を自作(DIY)してあげています。

 
火山灰やら黄砂がどうしても雨水と一緒にタンク内に入り込んでしまうので、一年に一度は掃除するようにしていますが、遮光(日光)対策効果もあって藻が生えるようなことはありません。
 殆どの汚れは予備タンク内に留まってくれるので、メインタンクはあまり汚れません。
農業用タンク(タマローリー)を雨水タンクに

洗車利用時の散水
雨水タンク設置にあたり...
設置 雨どいから直接給水し、サイフォンの原理を利用しタンクから水が溢れないように給水口の高さ調整をしてタンクを設置。
すのこを分解しタンクの大きさに合わせて加工、防腐処理を施した後組立て。 タンクには遮光ネットを巻きつけ屋根も付けて、タンクがちょっとでも長持ちするように雨&日光をシャットアウト
水量計 水量が一目で分かるように、水量計を手作り。
(ホースに入り込んだ空気もここから抜けてくれる)
予備タンク 予備タンク(ポリバケツ)を製作し、雨どいからの水を一旦ここに溜めるよう改良。 (水は自動でMainタンクに移動する)
これで、給水効率(100%)と貯水量Up(+45リットル)を実現。
その気になれば、いくらでも
増設可能
雨水タンク設置工程図

溜めた雨水は洗車、草木への水やり、網戸洗浄、打ち水 他に利用

定期的な掃除は、一応年一回をメドに実施してます。
ポリバケツに入り込んだ火山灰 火山灰の吸い出し掃除
雨どい直下の予備(一次)タンクは思った以上に汚れが溜まります。桜島の噴火で、風向きによって火山灰が降ってタンクに侵入してしまいます。

シュポシュポを使っての掃除
が楽で、タンクを空にしなくても掃除が可能です。
タンクに入り込んだ火山灰 火山灰の量によってはメインタンクにまで移動し溜まることもあります。 こちらもシュポシュポで掃除可能。

(遮光ネットと小屋&屋根のお陰で見ての通り
が繁殖するようなことにはなっていません 効果抜群
防腐処理後の小屋 小屋は雨・風・日光にさらされて、防腐剤が落ちてきているので塗り足しておきます。 
ただの
すのこなので、なにもしなければ一年もすればボロボロになってしまうでしょう。 防腐剤のお陰でまだまだしっかりしています。
遮光ネットを巻いたタンク 防腐剤が乾いたら、タンクに
■遮光ネットを巻き
■小屋で覆って
■屋根を載せ

元通りに組み直します。
増設するポリバケツを加工 増設したポリバケツx2と、これに伴って別の雨どいも利用するようにして、
■貯水容量アップ(+90リットル)
■給水量アップ
を実施しました。 (総貯水量335リットル、給水量2倍)
来年の夏は更に、洗車・水遣り・打ち水と活躍してくれることでしょう!
農業用のタンクを流用

コダマ樹脂「タマローリー」AT-200
貯水量は200リットル
値段は7,450円(合計13,580円)
予備タンク増設にて
+45リットル +980円
+90リットル +800円













サイフォンの原理を利用すれば、離れた個々の容器間で雨水を受け渡しできる

サイフォンの原理を利用した雨水タンクの設置方法を図解で説明すると以下のような感じになります。
サイフォンの原理図解

ポリバケツとホースの接続には「T字のホース継ぎ手」を使っています。
①ポリバケツとホースを接続するために、ホースがギリギリ通るくらいの穴を開けます。 T字のホース継ぎ手をホースに押し込みます。 内外のホースの周りは、耐水性の接着剤を塗り水漏れを防ぎます。 差し込んだ継ぎ手ごと、ホースを結束バンドで固定します。 ③下がメインタンク側で上がポリバケツ増設用です。 なるべく遮光性のホースが良いです、でないと写真みたいに藻が発生します。 ④満水になった際のオーバーフロー用に、上部に大きめの穴を開け、あふれ出る雨水を排水溝に流します。

水量計や蛇口はタンク底部に穴がなくて(開けなくても)も設置できます。
水量計と蛇口の簡単設置方法
タマローリー専用バルブは一般のホースサイズまで変換すれば、利便性が向上します。
タマローリー専用バルブに一般ホースを接続する方法
      
給水口は雨どいから雨水を取り出す専用の商品もありますが、ペットボトルでも十分に機能します。
給水はポリバケツの蓋から ペットボトルをロートの代役 雨どい直下でなくても大丈夫
①勇気をもって雨どいをカットします。
②ペットボトルの飲み口が入る
穴をポリバケツの蓋に空けます。
③ペットボトル(2リットル)を真ん中あたりでカットし、ポリバケツの蓋に直接差し込みます。
今のところ、ゲリラ豪雨的な降り方をしても水は十分にはけています。
もう一箇所は雨どい直下に設置できなかったので、同じサイズのペットボトルを組み合わせて、ポリバケツまで誘引しました。

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