お湯を「手軽に・素早く・そしてエコ」に使えるよう、自作した簡易温水器を紹介しています。

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簡易温水器設置 2010年12月

凍てつく冬場の水道水を無理して使用せず、沸かしたお湯を無駄なく使おう

食器洗い 冬場の水道水は非常に冷たく、凍りつくようなことはないにしても、ここ都城では朝一は5℃以下にもなります。 一家で水仕事を頻繁にこなす主婦方にはよく分かることと思いますが、ここまでくると冷たさを通り越して痛みを感じるくらいにもなってしまいます。

また、油汚れも落ちにくく洗剤を多めにつけてしまうのも経済的によくありません。
瞬間湯沸し器や電気温水器を業者に設置してもらえば使い勝手もいいでしょうが、本体だけでも数万円してしまいます。 また風呂用の給湯器ではキッチンまでの距離が結構あり、
⇒お湯が出てくるまでに時間がかかり、
⇒お湯が出てくるまでに無駄な水を消費し、
⇒給湯器との間にお湯が取り残される。 
とムダだらけ...

そこで、設置費用やランニングコストを抑えて、好きなときにパッっとぬくぬくのお湯を使って食器洗い・手洗い・洗顔ができるように、「
簡易温水器」なるものを自作(DIY)してみました。(2024/4月現在も稼働中

垂木・断熱材・アルミシートなどを駆使しての簡易温水器の容器制作

容器作り 温水器の容器作り
我が家のエコロジー⑥の内窓(二重窓)作りと同じ木材を使って簡易温水器の貯湯タンクを収める専用容器を作りました。

(←拡大写真がアルバムにあります)
貯湯タンクと断熱 貯湯タンク
キャンプなどでよく見かける水タンクを利用し、ここにお湯を溜め込んでおきます。(約20リットル) バケツ3杯分くらい入ります。

「我が家のエコロジー⑥の天井断熱」時、余分に買っておいた断熱材を2枚と風呂に浮かべる断熱シートを専用容器に巻いて保温力を高めます。
防寒アルミシートで断熱力Up 保温対策
タンクには保温力Upのために、体に巻く防寒アルミシートを巻きつけて専用容器に収めます。

貯水タンク上部には直接穴が空けてあり、
■給湯 ■出湯 ■湯量計 ■通気口
のホースが取り付けてあります。
貯湯タンクからのホース 各種ホース
風呂のフタ
の切れ端(古くなると、切れてしまいますよね)を再利用し、ここから容器外部に各種ホースを出します。

こちら側も同じように断熱材を詰め込んでフタをして組立て完了。
シンク横に設置した簡易温水器 設置場所
シンクの両サイドにスペースがあるので、その片方に置きました。
出湯ホース&湯量計は、サイフォンの原理(我が家のエコロジー③の雨水タンク参照)を作用させることで機能しています。
出湯はホースノズル お湯の出口
金属の蛇口は高価なので、洗車&水やりに使う
ホースノズルにしました。 
湯量が少なめですけど、十分に使えます。(節水にもなる)


お湯の保温性能も抜群、低コストで食器洗い・手洗いに大活躍で効果大

■給湯 40~55℃
屋根に設置してある太陽熱温水器「エコワイター」が天気が良く機能していれば、エコワイターのお湯(40~55℃)を夕飯後に簡易温水器の貯湯タンクにいれておきます。
そうでないときは、風呂時に給湯器で沸かしたお湯(55℃前後)を入れます。 瞬間湯沸し器と違って風呂用の給湯器なので60℃を超えるようなお湯は出てきません。 貯湯タンク・ホース他のプラスチック系は60℃を超えると耐久性が下がってしまうので、丁度良いかもしれません。

■出湯 30℃以上

一晩置いても30℃以上のお湯が出てくれるので通常の洗い物であれば問題ありません。 5℃前後の水道水(最低水温)と比較すれば「雲泥の差」で手も冷たくありません。 嫁さんは「あったかぁ~い、天国ぅ~」と喜んでくれています。 むしろ熱いお湯よりも手荒れ防止にもなると思います。
防寒アルミシートの効果は調査中... 以前は保温用に「電気あんか」をタンク横に忍ばせていましたが、シートの効果を見極めるために今回は設置していません。

→[結果]丸一日経っても、30℃以上を確保できています。
前日の給湯直後の
給湯=39℃
当日の給湯直前の
出湯=33℃(朝方の最低室温=9℃)
電気あんかの保温なしで、30℃以上をキープできています。 (効果抜群)v(o^-^o)v
朝・昼とお湯を使うことで、冷たい空気がタンクに入り込んでも-6℃程度で夕方利用可能なので、大した保温力だと思います。(どこぞの魔法瓶より優秀!)


朝・昼・夕の食器洗いと手洗いに使用していますが、全てのお湯(約20リットル)を使い切ったりはしません。 使い切ってしまうと、サイフォンの原理が作用しなくなってしまうからと言うのもありますが、
15リットル前後で事足りているようです。 v(o^-^o)v

週一でハイターをキャップ1/4ほど投入し、除菌・殺菌するようにしています。

設置費用とランニングコスト

■材料費=2,194円

■設置費用=0円


■ランニングコスト
毎日貯湯タンクに15リットルのお湯を足すと考えて、その一回分は、
・エコワイターが十分に機能してくれれば = 0円
給湯器で沸かす場合 = 約11円

平均すると
一回分で約6円ほど、月当たり200円弱で足りているのではないかと思います。
(正確に計算できません... m(._.)m )

子供のミルク作りのために、
電気ポットで2リットルを沸騰後60℃保温し、2日間使うのに約20円かかっていることを考えると、かなり低コストでお湯を提供できていると思います。

今後の課題

「我が家のエコロジー① 太陽熱温水器エコワイター」の実績をみてもらえると分かりますが、12月~1月の冬至前後は朝の冷え込みと日照時間の短さ(太陽エネルギー減少)から、快晴の日でもエコワイターのお湯のみで風呂に入れず、追い炊きするような形になり給湯器に頼らざるを得ません。

現状、反射板を作ってエコワイターの集熱板に太陽光を集めて、湯温を20%くらい上げたい(快晴時に50℃以上)と考えています。 思ったようにいくのでしょうか?...

→[結果] 反射板を自作し、太陽高度が低くなる冬場に設置するようにしています。 効果の程はといいますと、予定通り20%くらい湯温を上げることに成功! 真冬はどう頑張っても最高40℃が限界でしたが、設置後48℃まで上がるようになりました。(50℃以上はちょっと無理でした) 給湯器なしでもOK! (^-^)v

反射板の面積を大きくしたり、左右にも設置すればもっと湯温を上げられそうですが、風の影響を大きく受けそう(飛ばされそう)なのでこれで我慢しておきます。
夏場は、太陽がほぼ真上を通り無意味だし、台風直撃だと確実に飛ばされそうなので、取り外しています。



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食器洗い・手洗い用 簡易温水器

* 材料費 *

■角材:100円
 
(2x4x200cm 2本)

■断熱材:596円
 
(130x43x10cm 2枚)
■断熱シート:100円
■ホース類:400円
■ホースノズル:100円
■防寒アルミシート:100円
■水タンク:798円
 
(22リットル)
合計:2194円


* 設置費用 *

0円








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